Fate/Zero #22の視聴感想です。
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屋根。
焦燥。
福音。
朋友。
聖杯。
終わりはもうすぐそこまで来ている――
■スタッフ
原作:虚淵玄(ニトロプラス)・TYPE-MOON/監督:あおきえい/キャラクター原案:武内崇/キャラクターデザイン:須藤友徳・碇谷敦/色彩設計:千葉絵美/美術監督:衛藤功二/撮影監督:寺尾優一/3D監督:宍戸幸次郎/音楽:梶浦由記/アニメーション制作:ufotable
■キャスト
衛宮切嗣:小山力也/セイバー:川澄綾子/アイリスフィール:大原さやか/遠坂時臣:速水奨/アーチャー:関智一/言峰綺礼:中田譲治/アサシン:阿部彬名/ケイネス・エルメロイ・アーチボルト:山崎たくみ/ランサー:緑川光/ウェイバー・ベルベット:浪川大輔/ライダー:大塚明夫/雨生龍之介:石田彰/キャスター:鶴岡聡/間桐雁夜:新垣樽助/バーサーカー:置鮎龍太郎
■OP&ED
OP:『to the beginning』Kalafina
ED:『空は高く風は歌う』春奈るな
■公式
Fate/Zero-アニメ公式サイト- / twitter #fatezero
■アバン
山からの家路に疲労困憊のウェイバーくんですよ。
したら……おじいさんが屋根の上からにこやかに強引に誘っております。
気を利かせたライダーは見回りに。遠慮というかなんというか……ねぇ(苦笑
■Aパート
登って来ちゃうのがウェイバーのいいところ(笑
グレンじいさんの雑談に話を合わせてみれば……ホントの孫じゃないとばれて〜ら!(あ
信じ込んでいた不思議さを語りながら怒りもせずに、それどころか感謝さえされる始末。
ある意味ウェイバーの姿がマッケンジー夫妻にとって理想に近い孫の姿だったようですね。
だから。
優しい“孫”が、何かを固く決意していることが心配で、だけど止められないと感じたから、声を掛けたのかもなぁ。
「人生、長生きした後で振り返ってみればな、命と秤にかけられるほどの事柄なんて、結局のところ一つもありはせんものじゃよ」
このグレンじいさんの真実は、魔術師達の真実とは真逆のものですね。一族の血統を掛けて、他人の命も塵芥の如く秤にかけちゃうんですから。
そんな魔術師の末席を汚すウェイバーには、自分の力量や、魔術師という存在……諸々どう感じたのでしょうね。
アイリ誘拐後、捜索から儀式対策に移行した切嗣さん。
40時間起きっ放しだそうですが……その焦燥感はやはりアイリが攫われた事が大きく影響している感じ。
で、その聖杯降臨の儀式。
第一に円蔵山、第二に遠坂邸、第三に旧間桐邸があった現聖堂教会、第四は後発的霊地である市民会館。
遠坂邸・聖堂教会に言峰の姿がないなら、儀式の本命は円蔵山となり、市民会館であっても強襲で制圧できる場所である。
アイリという聖杯を手にしていたアドバンテージがなくなり、相棒舞弥ももういない。戦略も戦術もズタズタですね……
「アレを頭数に入れていなかった……」
切嗣さんソレはあまりにもヒドイ!いや…なんだ……自分も忘れてたけど!!かっこいい前回は既に霞の向こうでした!!!(ぉ
セイバーさんも憔悴してる感じですね……(汗
どうやら今の今までアイリを探し回っていたようです。セイバーは謝罪と報告を終えたら踵を返して。
「何かあれば令呪による召喚を」
勝手に動くというより、まだまだ探すつもりのようです。アイリがいなければコミュの取りようがねー!(汗
心の渇望とは裏腹に戦況を有利に進めるため冷徹に割り切ろうとしている切嗣と、騎士の誇りかそれとも意地か責任かいや優しさなのか未だ捜索の一手のセイバーさんはどうなのだろう……
意思疎通はなく、聖杯戦争対策は切嗣一任だからある程度は仕方ないかもだが……闇雲に探す意外に手はないのかセイバーさん!(汗
行方を晦ました綺礼はキャスター陣営の隠れ家地下貯水槽に。ここを見つけたのはライダー陣営だけですし、今となっては絶好の隠れ家でしょう。
アイリはとりあえず魔法陣の中であれば動き話せるほどには回復したようです。でも場所が場所なだけに流れ込んだ魔力を考えると微妙な気持ちになる……(汗
聖杯戦争勝利宣言をする綺礼にアイリは牙を向く!
まぁ勝利宣言の本気度は於いといて、恐らく綺礼は切嗣をより知るためにアイリを挑発したかと思われます。
全てを見抜いているという切嗣に綺礼は『福音』とまで評したわけですが。
ソレはあくまで切嗣の表層であり、その深層を語るアイリに徐々に怒りと失望を向け始める。
アイリが語る切嗣像は自分と『同類』などではなく、かといって対極でもない……
それは、子供の戯言であり、現実を知らぬ夢想家ともいえるモノ……だからこそ!
切嗣が聖杯に託す願いは――人類の救済・恒久的世界平和!!
願いの為にいつもタイセツナヒトを切り捨ててきた切嗣が目指したものは『セイギノミカタ』なのだから。
衛宮切嗣の真なる姿を識った綺礼はヤンデレ化!(ぉ
綺礼自身の手で切嗣を愛し理解するアイリの首を絞め……折った!?
ヒトであろうとし続けたアイリを殺しやがったな!!(怒
「オマエの理想を…目の前で聖杯諸共、木端微塵に打ち砕いてやろう」
勝手に持ち上げて肩透かしを喰らった相手に最大級の絶望を!それが己の愉悦となるならば!!(えー
■Bパート
深夜……
おぉ?ライダーは姿を現せるほどには魔力補充出来ているんですね。
戦いの予感に昂ぶる気持ちを抑え備えるライダー。そして、空気の違いを感じ取るウェイバーに成長の片鱗が見ええますね。。
「ここからは本当に強い者たちばかりということだ」
最後の戦いへの緊張感をヒシヒシと感じさせるやりとりですね。
その時上がった魔力の信号弾。
それは聖堂教会からのものではなく『達成』と『勝利』を表すもので挑発行為に他ならない!?
ライダーくんはTシャツから戦装束のイスカンダルへ変身!馳せ参じようぞ!!
召喚したのは前回散った牛さんではなく……お馬さん!有角の英霊馬ブケファラス!!
しかし…ウェイバーは動かず……腕を前方に伸ばす!
そう『本当に強い者しか行ってはいけない』場所だから!マスターとして今できる最高の支援を!!
「我がサーヴァントよ、ウェイバー・ベルベットが令呪を持って命ずる。
ライダーよ、必ずや、オマエが最後まで勝ち抜け。
重ねて令呪を持って命ずる。――ライダーよ、必ずお前が聖杯を掴め。
さらに重ねて、令呪で命ずる。
ライダーよ、必ず世界を掴め。失敗なんて許さない」
英霊を縛る呪いは消え、絶対の命令は想いとなって英雄の心に沁み込んでいく……
今この時から主従の関係でなくなるのなら…想いを汲んだ漢の行動は……
ひょいっと軽々と持ち上げました!(笑
「――あれだけ口喧しく命じた以上は、当然貴様も見届ける覚悟であろう?」
漠然とした命令は稀薄な効果にしかならない。偉大な漢と認めてしまったから足手纏いになりたくなかっただけなのに……まさかの展開が待ち受けておりました(笑
「貴様は今日まで、余と同じ敵に立ち向かってきた。ならば、朋友だ。胸を張って堂々と余に比類せよ」
ウェイバーが思わず男泣きしてしまうのも仕方ない。多くの英雄達を束ねる漢に認められ、また彼等と共に戦うことを許されたことでもある。
そしてそれは、生きる道筋を見据えた瞬間でも合ったのではないかと。征服王に『朋友』と言わしめたならそれに恥じぬ生き方を貫かなければね(笑
出陣するウェイバーとイスカンダルの表情はなんと晴れやかなことか!(嬉
そして。
そんな二人を静かに見送ったグレンじいさん。
瞬く間に成長した“孫”と親友の旅立ちは寂しくも嬉しかったろうね。
狼煙を受けて行動を開始するセイバー、そして切嗣。
儀式にそぐわぬ場所からの誘いに切嗣は、綺礼の目的が“切嗣殺害”であると看破。
しかし「その程度」って…互いに挟んだ予断が歯車を狂わせる感じがして仕方ないですネ……(汗
切嗣の深層を識ったつもりの綺礼は殺る気満々のようで(ぇ
英雄王はここで戦うと儀式の邪魔になっちゃうから迎撃がてら遊びに行くようです(ぉ
万が一、ここが襲われたときは令呪での召喚を許してくれました。時臣のときとは対応が違いますねぇ(笑
未だ聖杯への願いはないと言う綺礼ですが……ギル様は看破しているようです。
それにしても綺礼の願いとはなんぞ???
セイバーが来た場合は、狂戦士が相手をする段取りのようで。
これまでの執念やギル様の反応を見るになかなか楽しげな関係であることが垣間見えますね。
そして…アイリは……殺したと断言する綺礼!(やはりお前は許せねー(涙
殺されたはずのアイリの心象風景でしょうか……?
ソコにはヒトガタの山が…その全ては自分自身……そしてイリヤの未来………か?!(嫌
イリヤを悪夢から、運命の輪から、解き放つために求めた聖杯だったはずなのに……
外には白い雪が吹雪いて、中では黒い雪が降り始める……黒い雪?!(え
廃棄されたヒトガタが浮かべる嗤い……怖すぎるわっ!(鳥肌
溢れ出たモノが…アイリを呑み込んで行く……
ここが聖杯の中であるのなら、聖杯の中身は黒く染まり変質している……?!
そして…白いドレスは黒く染まり……
「万能の願望器が、この世の全ての嘆きを刈り取り、全ての苦悩を取り払う。――叶える力が手に入る。
終わりは、もうすぐそこまで来ている」
切嗣の勝利を願い、確信し、届けるための想いかと思ったのだけど……
あのアイリであるはずの微笑がこんなにもオゾマシイなんて!(汗
あのヒトガタの嗤いが乗り移ったような……もうアイリではなくなっているのか?汚染され変質してしまったのか!?
そうまるで『この世の全ての悪』が具現化した刹那の姿のように……
■アイキャッチ
綺礼とアーチャーでした。
┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛
短い…短いなぁ……30分って(笑
今回は何はなくともウェイバーとライダーの朋友であったと!(笑
はい、ウェイバーがヒロインとして輝きました★(キラッ
なんつーの恋人を戦場に送り出すヒロインの姿って言うのでしょうか…そんな感じで見てみてもいいんじゃないかなぁって(笑
まぁそれは冗談として。
ウェイバーの願いは元々『他人に自分のことを認めてもらいたい』ということでしたね。
血筋が全てモノをいう魔術師の世界で、新参というだけで馬鹿にされ嘲笑され自信をなくしそれゆえ見返そうと発起したゆえの参戦。
しかしその現場は想像を超える戦場であり……
ピーピー泣いてばかりいたウェイバーくんが、征服王イスカンダルから『朋友』と呼ばれた。比類し隣で戦場を駆ることを認められた。
彼にとってこれほどの『証』はないでしょう。そして今の彼には元々の願いなんてどうでもよく、偉大なる英霊と率いる英雄達と共に在ることが喜びであり、掛け替えのない財産として命ある限り心の中で輝き続けるでしょうね。
ひよっこから漢として一歩を踏み出したウェイバーが、朋友の隣で聖杯戦争をどう見詰めるのか楽しみであります。
その相手はきっと確実にアーチャー英雄王ギルガメッシュですからね。彼も間違いなくイスカンダル同様に王の中の王であることは間違いない。
ウェイバーに征服王に英雄王にどんな結果が待ち受けるのか……早く見てーーーー!!(笑
で、聖杯の中のこと。
アイリが綺麗で、イリヤが可愛い。もうそれでいいじゃない!(ぉ
ヒトガタがキモイとか、笑みがオゾマシイとか、黒いモノから伸びた手がハガレンだとか(マテ
どーでもいいじゃない!(ヨクナイ
兎に角。
聖杯はどうやらトンでもないことになっているらしいですね。これが本当に求めているものなんでしょうか……
そういえば。
雁夜のおじさんと狂戦士はどうなった?(えー
そして。
セイバーさん影薄い。
あ。
とうとうあの大惨事の日になったわけなんですねぇ。
http://najigo.blog31.fc2.com/blog-entry-756.html
つまりは、アイリの姉妹達ですね。
間桐の蟲ジジイも外道ですが、アインツベルンもロクなもんじゃありませんね。
あぁいう映像を見ると、やはり生命の創造というのは禁忌で神の領域のモノだと思いますね。
魔術師・御三家の中では遠坂はかなりマシな方と感じてしまうですね。