Fate/Zero #15の視聴感想です。
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手詰まり。
丸投げ。
火達磨。
対城宝具。
光の奔流。
手に取る奇跡の真名を謳う。其は――
■スタッフ
原作:虚淵玄(ニトロプラス)・TYPE-MOON/監督:あおきえい/キャラクター原案:武内崇/キャラクターデザイン:須藤友徳・碇谷敦/色彩設計:千葉絵美/美術監督:衛藤功二/撮影監督:寺尾優一/3D監督:宍戸幸次郎/音楽:梶浦由記/アニメーション制作:ufotable
■キャスト
衛宮切嗣:小山力也/セイバー:川澄綾子/アイリスフィール:大原さやか/遠坂時臣:速水奨/アーチャー:関智一/言峰綺礼:中田譲治/アサシン:阿部彬名/ケイネス・エルメロイ・アーチボルト:山崎たくみ/ランサー:緑川光/ウェイバー・ベルベット:浪川大輔/ライダー:大塚明夫/雨生龍之介:石田彰/キャスター:鶴岡聡/間桐雁夜:新垣樽助/バーサーカー:置鮎龍太郎
■OP&ED
OP:『to the beginning』Kalafina
ED:『空は高く風は歌う』春奈るな
■公式
Fate/Zero-アニメ公式サイト- / twitter #fatezero
■アバン
マスターは倒した!あとは…サーヴァントと海魔だが……
空ではドッグファイト続行中!狂戦士を英雄王が余裕ぶって追っかけてます。
雁夜は魔力を励起させただけで血を吹き自滅寸前。時臣はまったくもって余裕で防いでます。
その様子を何をするでもなく物陰からただ見詰めている綺礼。
攻め倦むセイバー。そしてライダーも……
左手が使えれば……そう、切嗣やアイリ以上にセイバー自身がよく分かっていること。
アレが使えるのだから。しかし邪魔するのは騎士としての…個人の誇り……
■Aパート
考えがあるというライダーだけどそれは……丸投げじゃねーか!(笑
策を講じる時間をアイオニオン・ヘタイロイ(王の軍勢)で稼ぐ代わりに勝利の策を見出せとは(苦笑
固有結界内に入るライダーと連絡をとるためにウェイバーは外に残ることに。
さぁ……どうやって巨大怪魔を仕留めるのか英雄諸君!?
空ではマイペースにドッグファイト中。
余裕ぶって遊んでおりますネ、英雄王。
流石にこの異様な状況に野次馬も集まりだして。
触手が見られた!?これには流石に逃げ惑う!!
ライダーは触手をすり抜け空を駆る!
そして、海魔を固有結界に引き込む!!
ヴィマーナの追撃を躱し続ける赤黒き戦闘機。英雄王は敢えて海魔へと追い込んでいく!
……そんなに4挺の宝具を犠牲にしたことが許せなかったのかねぇ?(笑
しかし、衝突寸前で海魔が消える!あわせて異常なる航行能力も発揮してセイバーたちの脇を飛び去っていく!!
この瞬間、狂戦士はセイバーを目撃し…歓喜に雄叫びを上げる!?
一方、時臣と雁夜は……
魔力を総動員している雁夜だが、時臣には傷ひとつ付けられず自滅を待つのみと言っていいほど。
まるで“魔術師として”の憐れみを懸けるように、炎の一撃を放つ……
これはきっと魔術師遠坂時臣の魔術師間桐雁夜へのけじめでもあるのだと思う。聖杯戦争は魔術師の戦いの場だから。
雁夜は炎に包まれながら憎悪だけを時臣に向け転落していく……
さぁ、一部始終を目撃していた綺礼はどう動くのか?
丸投げされた者たちは何の策も浮かばず!(ぉぃ
ケータイの使い方が分からず慌てふためくアイリが可愛い(笑
代わりにでたウェイバーに、切嗣は一切の質問は聞かず用件だけ話していく。
ライダーへは指定箇所で固有結界を解き海魔を落とせという依頼。
ランサーへは「セイバーの左手には対城法具がある」という伝言。
ウェイバーは電話の相手のこと有耶無耶にされちゃいましたね(苦笑
伝言を聞きハッとするランサーとバツの悪そうなセイバーさん。
今の自分の左手はランサーだのなんだのと言い訳してるセイバーはカッコワルイよね。騎士王を自負するなら自ら頭を下げてでも民の為にと動くべきだったのではないかと。
対してランサーがカッコよすぎてクラクラするですよ。そんな黒子が無くても女子も男子も惚れまくるわ!騎士アーサー(王ではない)を慮り、誇りを傷つけないよう接する器の大きさ!
その結果、何の躊躇もせず自らの宝具ゲイ・ボウ(必滅の黄薔薇)を破壊してしまうなんて!民の為なら何の躊躇もせず動けるディルムッド・オディナこそ騎士だってばよ!こういうのを誇り高いというのではないかと!!
枷から解き放たれたセイバーにはもう躊躇はない!
見せ付けられた騎士の誇りに応えるように手にした宝具を解き放つ……
姿を現していく伝説の輝ける剣……エクスカリバー!!
しかし狙いを英雄王から騎士王に変えた狂戦士が!
やっと勝機が見えたというのに狙われるセイバー!このままでは機を逸する?!
■Bパート
狂戦士の猛烈熱烈アタックにセイバーさんもう大変!(笑
アッサリ無視された英雄王はプライドズタズタですね。これまでの余裕もその憤怒も滑稽にしか映りません。
しかも狂戦士の「邪魔すんな!」とばかりの露払いな攻撃がまさかの直撃!撃墜!墜落って!!なんというコメディかっ(大笑
綺礼は…雁夜にトドメを……
しかし思い出されるのは「無自覚な興味」という英雄王の言葉。
……雁夜を殺さず治療を始めた綺礼は“笑み”で口元を歪める。
その歪みが、ただただ恐ろしい。初めて自ら心を動かした瞬間だろうから。
切嗣はセイバーが宝具を放つ為の準備に動き出す!
もう時間はない!ライダーの王の軍勢も限界寸前!伝令としてミトリネス出現、ウェイバーは指示を伝える!!
策は既に動き出してはいるが厄介なのはセイバーを付け狙う狂戦士!役目を譲ったランサーが狂戦士を引き受ける!!
やはりランサーのゲイ・ジャルグ(破魔の紅薔薇)は、対狂戦士に相性抜群ですね。戦闘機から難なく剥がしとりましたよ。
しかし狂戦士も只者ではない。落ちながらも持ち出したバルカンユニットでセイバーを狙い撃つ!だが怒り心頭の英雄王が死角から射抜いたぁ!?
まぁ結果的に救われたセイバーさんです。英雄王も騎士王の器を見定めたかったようですね。
信号弾が闇夜に上がり固有結界が解かれる!
「――ったくッ!いったい何を手間取って……ぬわっ!?」
丸投げしておいてそれはないでしょライダーさん!そんな無茶なっ(笑
セイバーの姿を認めたその瞬間に察して即離脱!
セイバーの元に集まっていく光の粒……
「オラに元気を分けてくれ!」
一瞬元気玉を思い浮かべたのは秘密です(ぉ
「輝けるかの剣こそは、過去現在未来を通じ、戦場に散っていくすべての兵たちが、今際のきわに懐く哀しくも尊きユメ。
その意思を誇りと掲げ、その信義を貫けと糾し、いま常勝の王は高らかに、手に取る奇跡の真名を謳う。
其は――」
他の誰でもなくアイリがこの一文を口にしましたか……天の声でも切嗣でもセイバー自身でもないというのが興味深い選定ですネ。
そして……宝剣が纏った輝きを一身に負った少女の両手から解き放たれる!
「約束された(エクス)――勝利の剣(カリバー)ッ!!」
飽和した光の奔流が吼え迸る!
光に包まれた海魔の中で、闇に一筋の輝きを見出したキャスター……
その紛れもない光に手を伸ばさずにはいられない。そう…それは……
敬愛する聖処女ジャンヌ・ダルクと共に駆け抜けたあの光景に違いないから。
正気を取り戻したキャスター……いや“ジル・ド・レイ”の心はこの一瞬に浄化されたでしょうね。
まさかのジャンヌ出演に吃驚デス!映像作品に描かれることがあるなんて!!流石に声は無かったけど!!(心残り
ここでもし「ジル……」なんて一言呼びかけていたら狂喜乱舞したかもしれないです。オレがな!(笑
その宝具を、英雄として背負ったモノを、見届けた紛れもない“王”のふたり。
やはり目にすれば目にするほどに知れば知るほどに征服王イスカンダルは、騎士王をその時代をその国を認められないようですね。
この部分だけでから考えると、もしかしたら切嗣と相性がいいかもしれません。もし組んでたらどんなコンビになったんでしょうか(笑
対して英雄王ギルガメッシュは、その義務感・責任感……いやソコから来る被虐感に垂涎のご様子(ぉ
まぁこの二人の意見が纏まることは、まずありえないでしょうね(笑
互いに挑発し合いつつも、正面からのぶつかり合いを望む征服王と応える英雄王。
征服王は英雄王との戦いが事実上の決戦だと感じたようですが……
「ヒトの領分を越えた悲願に手を伸ばす愚か者……その破滅を愛してやれるのは天上天下にただ一人、このギルガメッシュをおいて他にない。
儚くも眩しき者よ。我が腕に抱かれるがいい。それがオレの決定だ」
英雄王はそんなコトは全く思っていないようですネ。だってまだまだ遊び足りないのですから……
眼下の騎士王然り、空虚を満たし始めた綺礼然り――
■アイキャッチ
止めを刺したセイバーと光に散ったキャスターでした。
┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛
ホントFateは時間が経つのが早すぎます。あっという間の30分でした。
とうとうキャスター戦が決着となったわけですが。またイロイロと因縁があるようで(苦笑
ということで、今回のセイバーさん。
キャスターに止めを刺したばかりか、偶然か必然かはたまた冗談かその心まで救ってあげちゃったわけですが。
最大最高の見せ場でちゃんと輝いていました。解き放たれたエクスカリバーの光の奔流はカッコよかったです。
でもね。それ以外はダメダメだなって(ぉ
聖杯問答では、ふたりの王にぐうの音も出ないほどにやり込められて。
その上、今回ディルムッドに騎士としても後れを取った感が否めません。
セイバーは何のためにこのキャスターが召喚した海魔戦に挑んだというのでしょう。この戦いばかりは聖杯戦争も二の次で、一人の騎士として英雄として民を守るためではなかったのかと……
最初の策、道筋をライダーと共に斬り開きランサーのゲイ・ジャルグ(破魔の紅薔薇)で、キャスターの魔書プレラティーズ・スペルブック(螺湮城教本)を破壊するというのが困難となり、その上での最良の策が己の聖剣であることは思い至ったはず。
なのに言い出せなかったのは騎士のプライドですか?セイバーの言う騎士ってなにさって感じ(酷
対してディルムッドはカッコよかったなぁ♪
セイバーの対城宝具の存在を理解したとたんに、コトの選択、守るべきモノ、素早い決断、とだけでなくセイバーへの心配りまで、騎士としてホントに誇り高いと思う。
それはもちろん騎士としてのセイバーを信じているからであり、対等に決着を求めるべき最高の相手と認めているからでしょう。
なのにセイバーは……
言ってることをディルムッドの力を認めている発言もどこか虚しく聞こえます(ぇ
やはり騎士王というより「夢見る小娘」と言われても仕方ないかなぁって(ぉ
それはそれとして。
まさかここでジャンヌの姿を拝めるとは思っていませんでしたよ!(喜
こんな嬉しい演出じゃそりゃキャスターも正気を取り戻すってもんです(ぉ
だけど…ジャンヌの最後はあまりにも悲惨だからなぁ……
「てめえらの血は何色だーっ!!」トカ、「悪魔とはお前達のことだ!」トカ、人と神と世界を呪っても仕方ない仕打ちだったようですから。
ジル・ド・レイの所業は絶対的に許されざることですが、狂ったとされる原因はソレらしいですし……
まぁなんにせよ、ちょいとしたサプライズと共にキャスター組は完全脱落となりました。
次の脱落はどの陣営になるのか……
現状気になるのは、綺礼が回収したらしい雁夜のおじさんの今後ですネ。
あと忘れるところでしたが、ランサーを送り出したソラウのこと。そしてズタボロなケイネス。恐らく現在イチバン不安定な陣営のはずですから……
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