
Another - アナザー #11の視聴感想です。
小学校。
暴走。
火災。
放送。
狂気。
死者がいなくなれば――
■スタッフ
原作:綾辻行人『Another』(角川書店刊)/キャラクター原案:いとうのいぢ/監督:水島努/シリーズ構成・脚本:檜垣亮/キャラクターデザイン:石井百合子//色彩設計:井上佳津枝/美術監督:平柳悟/3D監督:山崎嘉雅/特殊効果:村上正博/撮影監督:並木智/編集:高橋歩/音響監督:岩浪美和/音楽:大谷幸/音楽制作:ランティス/アニメーション制作:P.A.WORKS/製作:「Another」製作委員会
■キャスト
見崎鳴:高森奈津美/榊原恒一:阿部敦/勅使河原:前野智昭/赤沢泉美:米澤円/風見:市来光弘/望月:山本和臣/桜木ゆかり:野中藍/怜子:榊原奈緒子/水野:吉田聖子/久保寺先生:三戸耕三/三神先生:宮牧美沙代/千曳辰治:平田広明
■OP&ED
OPテーマ:『凶夢伝染』ALI PROJECT
EDテーマ:『anamnesis』Annabel

■アバン
松永の告白。せめてもの罪滅ぼし。
災厄を止めるには……
――使者を死に還せ!
それが始まってしまった災厄を止める方法。

■Aパート
なっ……?!
まさか杉浦が未咲と同じ小学校に通っていたなんて!
しかも、見崎と未咲が、眼のことが、誤解に真実味を帯びさせる!?
だけど、鳴と同じ小学校出身者もいるでしょうに。未咲のことをより知る人もいるでしょうに。
……まぁ、現象の所為だと言われたら反証は何も出来ないから意味ないか(ぇ
鳴はもうその“眼”で“死者”を“視た”のでしょうか……?
で、そこに血相変えて飛び込んできた勅使河原。一人で先走って思い込んで、風見を問い詰めて、ベランダで掴み合いのケンカになって落としてしまった……と。
恒一も鳴も風見のコトを覚えているということは、間違えたかもしくは死んでいないということ。まずは確認……って、恒一くん冷静過ぎです(苦笑
一方、千曳と和久井はまだ無事のようです。
このまま何事もなければいいのですが……

庭に向う途中、誘うように半開きの扉が……
近付いて行く恒一は、その傍に血塗れで息も絶え絶えの前島を発見!
忠告に警戒しながら中を覗くと……火の海と化している食堂で、めった刺しの貼り付けになった管理人の小父さんが!?
ここから一気に急転直下怒涛の展開!
騒ぎに顔を出した赤沢さんと、風見を確認しに行った勅使河原と鳴と合流。
火災警報器は反応しない。風見の姿も消えていたとのこと。そして、杉浦の悲鳴が響き渡る!
勅使河原に前島の安全と消防への通報を任せ、恒一、鳴、赤沢さんは杉浦の下に!
杉浦の部屋には誰もおらず、切り裂かれ血塗れのベッドがあるだけ。
廊下に出ると望月から風見の情報を得るも、部屋にあったテープがなくなっている!?
しかも風見にもテープのことを話しちゃったの?風見が持ち出したということか!?
そこに勅使河原再び合流。前島は別の奴に任せたようだけど……通報はどうした!?
兎に角、手分けして風見捜索とみんなに火災を知らせることに!
望月・勅使河原はまずは三神先生の下に!(デスヨネー(苦笑
でも部屋に人影はなく、廊下には血の跡が……?!
そんなモノを見たら望月が冷静で居られるはずもない!是が非にも三神先生を探し出す!!
てか、やっぱり勅使河原…まだ通報してないんですね……(汗
別の部屋を空けると、管理人の小母さんが包丁を振り上げていて……!!(ニゲテー!

■Bパート
勅使河原と望月の悲鳴に恒一達が向おうとしたとき……
近付いてくる足音…それは……血塗れのの杉浦で……!?
「泉美まで死んだら私生きていけない…泉美は私が居ないと……死者を死に!!」
様子が尋常でないと思ったら、襲い掛かってきたよ!どうやら疑心暗鬼から狂ってしまったらしいですね。
こっちはこっちで絶体絶命の勅使河原と望月!
……まぁ勅使河原の負傷は大したことなさそうなんだけど(ぉ
鳴を死者と思い込み赤沢さんを振り払ってまでに杉浦は襲い掛かる!
恒一が体当たりをして武器も取り上げたから一旦引いたけれど……歯止めが利いてないぞ(汗
どうやら赤沢さんと杉浦は小椋からテープの存在を知り聞いたそうです。
精神的に参っていた杉浦は、鳴への疑惑と思い込みで暴走してしまったようですね。

って、なんてことを!杉浦はあのテープを館内放送で流しやがった!
「左目を失くしていない見崎さんと同じ学校だったのです。なのに今の彼女は左目を失くしている。どういうことでしょう?それは不完全な復活をしたからです。今の見崎鳴は偽物です。
ですから……殺せぇぇぇぇっ!!!」
しかもそれだけではなく鳴を死者だと断定し抹殺命令まで!!(汗
杉浦の放送に触発されたクラスメイト達!武器を手にしているものまでいやがる!(汗
これには食事のときの赤沢さんの謝罪要求も影響しているでしょう。疑っていなかった者も徐々に染められていっているかと思います。
「使者を死に還せ……」
「止めなさい!!」
呟きながら正当化してる生徒達を一喝する三神先生。初めて先生らしい姿を見た気がしますね(ぉ
説得をする三神先生だけど、生徒達の反論に何かを隠している風にうも見えなくもないと感じましたが……
暴走した辻井は鳴に殴りかかり間に入った三神先生が……気絶か?死んでしまったのか?(汗
辻井を殴り倒した恒一に食って掛かる川端!鳴は恒一に『何をしても無駄』という風に以心伝心、手に手を取って“繋がって”走り出す!!

かと思ったら!立ち塞がるのはカミソリを手にした小椋!恒一に蹴り飛ばされても執拗に追い掛けて来る狂気!!
しかし……窓の外の壁を伝って逃げる二人に襲い掛かるも濡れた窓枠に滑って転落。後頭部から頚椎をグッシャリと……ありえない体勢で硬直したものです(汗
勅使河原をに肩を貸し逃げる望月!って、そんなに重傷なの?!(ぇ
扉をあけ助かったと思ったら……そこには死体が仕舞われていた!?(汗
みんなが狂乱に踊る中、見崎死者説を疑う王子と猿田。
焦げ臭さを不審に思い扉を開けたら……バックドラフト!?(えー
猿田は間一髪無事だったけど、王子は消し炭に……
貴重な鳴の理解者候補がお亡くなりに……(汗

なんとか人気のない階段まで逃げ延びた恒一と鳴ですが……
前島も杉浦がやったのかと疑いを口にしたとき!
「私じゃないよ」
ちょっ!ビックリした!不安を煽る効果音以外で初めてビックリした!!(ぇ
しかもそのまま流れるように恒一をサクッと一刺し。踏みつける姿が様になってるなぁ(ぉ
赤沢さんのお気に入りだから殺さないって、じゃなかったら一緒に殺して立ってコト?!(汗
ってか、やっぱり赤沢さんは恒一に惚れてたんですね。決定的確定的だね。鳴への仕打ちは嫉妬で決まりかな(えー
執拗に鳴へと襲い掛かる杉浦は勢い余ってケーブルに絡まりもがいた結果首吊り状態に……自業自得というかなんという不運(南無
呆然と見ているしかなかった恒一と鳴ですが……このタイミングでやってきた赤沢さん(汗
鳴の手のたまたま拾い上げた凶器が過ぎら殺害の誤解を生むことに!戻っていた理性は吹き飛んで憎しみに顔を歪める!!
『死者がいなくなればこんな悲しいことも止まるはずよね――』
意を決したように階段を駆け上がり闇の中に姿を消していく鳴……
階段が崩れ恒一も追いかけること叶わず……
いますぐ恒一ができることは、無断であっても時遅くとも、鳴の真実を赤沢さんに伝えることしかないかもしれない。
┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛
うわぁ…今回はメチャクチャ短く感じた30分でした……
だけど…あまりにも……凄惨で……哀しくて……
終わってみれば……
杉浦の悲鳴は襲われたからでなく発狂したからだったのかなぁ。
切り裂かれたベッドは襲われたからでなく、管理人の小母さんが居る居ない関係なく切り付けてたからかな。
望月の部屋のドアを突然開いたのは風見ようです。テープは…風見が持ち出し杉浦に渡したのか、杉浦が自分で持ち出したのか……?
杉浦の武器って管理人と似たようなものでしたね。管理人から手に入れた?第三者が居る?姿を現さない風見トカ?(え
鳴がイチバン大切にし認めなくなかった未咲のコトが、まさかこんな引き金になってしまうとは……
まぁ極限近い状況で事情を全く知らない赤沢さんと杉浦に、双子だとか、養子だとか、そんな可能性に行き着けというのが酷ではありますけど。
杉浦からもう一人の鳴(未咲)のことを聞いた赤沢さんはきっと半信半疑だったのだと思います。きっと様々な可能性を考えたのではないかと。
前回の冷静さを欠いていた姿から一転、理性を取り戻しているように見えましたから。謝罪させたことで多少溜飲も下がっていたのかなぁと(ぉ
鳴や付いて離れない恒一を見ても食って掛からず、一緒に弾劾せずに、暴走杉浦を止める方に動いていましたし。
でも、杉浦の無残な姿を目の当たりにした赤沢さんは、どんな言葉を掛けられても止められないでしょうね。
止められるとするならそれは“使者を死に帰す”ことができたときでしょう……
でも……万が一でも理解を得られれば、こんなに心強い味方はいない。鳴の真実を話してみるべきなのか……?
しかし、狙われ闇に消えた鳴はどうするのか?
ならば、守ろうとするも取り残された恒一はどうするのか?
未だ死者が誰なのか分からないのに…まだ聞いていないのに……!
まぁクラスメイトを扇動するなら桜木に片想いだった風見で、中尾を殺された杉浦や兄を殺された小椋は煽り役かと思っていたのだけど。
……となると、姿をやっぱ現さない風見が気になるなぁ。放送も風見主導だったりして(え
ここまで来ると死者を確定する要素というのはきっと出揃っているのでしょう。
自分としては、“居ない者”となる前の鳴の席に何故望月が座っているのか、未だに気になっているのですが……
そして、巷で有力となっている『三神先生=玲子=死者』説はないと思っていたのだけど…なんか段々その可能性が強い気がしてきました(ぉ
疑われた鳴を庇ったときの三神先生の態度で、感覚的にグラッとそっちに揺らいだです(笑
まぁ確かに三神先生・玲子には怪しい描写は多いのですよね。それを前提として考えてみると……
三神先生としては、名が不明、二度目の3年3組であること、席の増減に関係ないこと、トカ。
玲子としては、姓が不明、祖父の言葉、九官鳥、職業不詳、松永の記憶、使用してる離れに遺品、トカ。
関連性としては、美術教師と自称画家、水着回での生徒達の態度、特に望月の懐き様、トカ。
でも……同一人物としての描写はないと言っていいかと。とはいえ、恒一以外の者たちは、同一人物と本能的には分かっているが別人として接している感じ。恒一は別人として接しているような言動に思えます。
なんとなく…なんとなくですが……三神先生としての死者は一昨年の姿で、玲子としての死者は恒一の記憶にある生前の姿なのではないかと……
まるで別人のように見える二人ですが同一人物だとすれば、本来の姿は玲子のように明るく溌剌とした感じのような気がします。三神先生のようにどこか陰のある感じになったのは3年3組担任を経験して死んだからではないかと……
とかなんとか書き殴りましたが。
直感と記憶だけでまったく論理的検証はしていないので悪しからず(笑
で、こうなってくるとイロイロ気になってくることがあるワケで。
中の人のことやアレやコレやをググってみたくなるわけですが……
そんなキモチを押さえ込むのが大変です。最終回目前だ我慢しろ自分!!(笑
あ…今更気付いたアナg……(ry
それとあと公式。
11話のあらすじがタイトルに偽りなしなことに……(激汗