輪廻のラグランジェ #10の視聴感想です。
おらが祭。
うなぎ。
健啖家。
宇宙。
喪失感。
決断。
止めたって止まらない。
■スタッフ
原作・制作協力:Production I.G/総監督:佐藤竜雄/監督:鈴木利正/シリーズ構成・脚本:菅 正太郎/脚本:森田繁/野村祐一/大野木寛/待田堂子/梅原英司/キャラクター原案:森沢晴行/キャラクターデザイン:乘田拓茂/小林千鶴/オービッドデザイン:日産自動車 グローバルデザイン本部/[大須田貴士/菊地宏幸/村林和展]/メカ総作監:松村拓哉/CG制作:グラフィニカ/プロップデザイン:原由知/美術監督:渡辺三千恵/色彩設計:関本美津子/撮影監督:青木隆/3Dディレクター:白井宏旨/編集:坂本久美子/音響監督:明田川仁/音楽:鈴木さえ子/TOMISIRO/アニメーション制作:XEBEC/製作:ラグランジェ・プロジェクト/
■キャスト
京乃まどか:石原夏織/ラン:瀬戸麻沙美/ムギナミ:茅野愛衣/キリウス:野島健児/イゾ:吉野裕行/アレイ:松岡禎丞/ヴィラジュリオ:中村悠一/ディセルマイン:小野大輔/モイド:興津和幸/中泉ようこ:能登麻美子/中泉浩:浜田賢二/芹沢颯太:井口祐一/田所正蔵:保村真/渡部えり:田中理恵/上原はるか:藤村歩/ジェイムズ・ロウ:川田紳司/野上さち:山口立花子/近藤みち:三森すずこ/岩淵まちこ:浅倉杏美/高倉えりか:南里侑香/五十嵐しょうこ:野水伊織/葛原ともえ:森谷里美 /
■OP&ED
OP&EDテーマ:『He『TRY! UNITE!/Hello!』中島愛
■アバン
朝の身支度、それぞれに。みんな“らしい”ですネ♪
……特にムギナミのだらけ具合は想像通り(ぉ
■Aパート
[おらが祭]が、は〜じ〜ま〜る〜よぉぉ!(笑
これがジャージ部が関わった団体であるっ!故にその総てがジャージ部の展示でもあるっ!!(えー
ということで、総ての展示を確認だぁ!
ジャージで闊歩してるから注目されるというよりも、美少女三人が連れ立っているからじゃなイカ?(イヤマジデ
「ジャージが通ればスカートが引っ込む……」
え〜とランさん…それは『無理を通して道理を蹴っ飛ばす』的……なことデスカ?(えー
どうやら田所指令は、ランとムギナミに『出撃をまどかに知らせる必要なし』と命じているよう。
まぁ知らせたことでの不確定要素や緊急性を考えれば、それは当然の判断のように思えますが。
でもまぁランとムギナミにとってはフクザツでしょう。まどかにウソ……ではないがヒミツを持つことになるのだし。
みちの天文部はプラネタカフェ?メイド服姿も可愛い♪アレイがいたら完璧だった!(マテ
さちのサーフィン部は何をするのやら……ウェットスーツは活発そうな雰囲気に似合っているけどね。
おおっと!4機のオービットがこんな所に!?
ダメトリオはまだ自分達のスタンスを決めかねているようですね。地球人との触れ合いが揺さ振っているようです。
初志貫徹を主張するイゾ、地球を巻き込むことへの違和感を感じるアレイ。故にキリウスはユリカノが何を望んでいたのかを改めて自答する。
弔いも復讐も犠牲もユリカノが望むはずもないこと。彼女が望むコトは……ダメトリオがどれだけユリカノを敬愛していたか分かるってモノですネ。
ジャージ部はただいまおらが祭を満喫中♪
自分たちがメイクしたお化け屋敷を前に強がってるランは分かりやすいなぁ。
突入後、恐怖に震える姿は予想の斜め上をいったモノでした。まさかの幼児退行だなんて!(笑
ったく、毎度毎度ランは可愛すぎて困るんだってばよ♪
そんなランをムギナミはからかい過ぎですが。まぁそれも彼女的には親愛の証みたいなモノですけどネ(笑
からかわれ過ぎてイジケながらりんご飴を舐めるランがまた可愛いんだから♪まったく如何してくれよう☆
それにしてもまどかさん、フランクフルト買い込み過ぎです(苦笑
観客が感動しているらしい映研に行ってみれば……主演はまさかのまどかだと?しかも何その美人ポスター!?
それはそれとして。早速スカウトされてるランとムギナミです。マーベラスなのは間違いない美少女ですけど(笑
そして写真部では3人揃っての記念写真撮影。
ふと……これ、変なフラグってワケじゃないよね?(違う違うそうじゃそうじゃない
きっとこの写真が絶体絶命時の奇跡の精神力活性化アイテムになるんだ!(え(笑
そして…ガンシューティングに盛り上がっている部屋を覗いてみると……
アステリア何やってんですか!つかしっかりコンプしちゃってるじゃないですか!!(笑
妙な空気が流れる3人+1人でありましたが。
サーフィン部さちがランに、天文部みちもムギナミに、時同じくして助っ人要請!?
はい、残されたまどかがアステリアの御守役となりました(笑
それにしてもランとムギナミが指名されるほどに学校に溶け込んでいるとは吃驚です(ぉ
■Bパート
美味しそうな匂いに誘われたアステリアが目にしたのはあの鰻です。女子高生を弄んだ鰻たちです!(ぉ
食わず嫌いだったのか、初めて見たのか、見た目と味のギャップに会長ご満悦。うな丼がお気に入りになったみたい。
ナメてたカーニバルに、食の興味がムクムクっと。全メニューを所望する!ココにハラペコ王爆誕!!(ぇ
食べるコトは生きるコト。摂取と身体と心と宇宙――
「何かを口にするということは、宇宙を体内に取り入れるということよ」
そんな哲学を披露した直後にまどかの口元に付いたケチャップを指で掬ってペロッと……アステリア侮れん!そりゃ初心なまどかじゃ赤面もしちゃいますってば(笑
つか、なんという健啖家!その小さな体の何処に入るのか!!身体のラインが変わってないんだぜ!?(ぉ
それにしてもこの娘っていったい……
ナンダカンダと文化祭を楽しむ姿は歳相応に見えるけど、ふとした瞬間年齢を超越する感じがします。
まどかへの接し方もどこかミステリアスなんですよね……
プラネタカフェで完璧なサービスを披露するムギナミさん。天文部への勧誘も受けちゃってます。にしてもウェイトレスははまり役ですよね(笑
最終兵器ラン!隠れファンの多いランに頼った起死回生の一手だったのね。泳ぎを教えてくれるというみちに応えたランの笑顔が素敵です♪
頼られ新しい関係を築いている二人を見て、どこか寂しそうでフクザツそうなまどかですが……
黙って見ていたアステリアは我慢しきれなくなったのか禁断のおっぱい鷲掴み!ホントいいキャラしてんよ!!(笑
まどかの知らないランとムギナミの姿を見たことで、心に生まれたよく分からない闇。
そのとき地球に訪れた緊急事態。アステリアに、ランに、ムギナミに緊急通信が齎される!ファロスも移動開始し戦闘体制に!!
どうやらまどかに指令を知らせないのはアステリアの指示だったようです。
もしかしていち早く“影”の原因を察していたからアウラを凍結したのだろうか?(え
ランもムギナミも既に学校には姿がなく、部室には二人からの書置きが。
[行ってきます。 ラン ムギナミ]
「貴女は喪うことの恐ろしさを思い出してしまったのよ」
アステリアが指摘したことは間違いないでしょうね。もやっとしたキモチだったモノが、戦闘という“命”に関わるコトに結びついたとたんまどかは泣きながら二人を探しています。
母親を亡くしたときのように二度と会えなくなるかもしれない。そしてその運命を前にまた自分は何も出来ないかもしれない……そんな現実を押し付けられようとしている。
――だけど、本当に、今、何も、できないのか?アステリアは何故わざわざ指摘したのか!?
ランとムギナミは、まどかを守るために戦闘準備を進める。
まどかもアウラも鴨川も……まどかが守りたいものはまどかごと護ってみせる!
ランの不退転の決意に笑顔で同調するムギナミ!
「戦うということは、大切なモノを失う恐怖に向き合うこと。
貴女はその覚悟がある?」
戦場に足を向けるまどかを止めなかったアステリア。やはり彼女の掌の上でって感じがしてならないね。
地球の戦力からしてもアウラ凍結は厳しいもので、まどかの精神的成長が急務だった故に策を講じたような気もしなくもない(ぇ
これまでとは違い見守る気充分のようこ姐さん。
「止めたって止まらない。あの人の子供だもの」
まどかがようこに憧れたように、ようこはまどか・母に憧れていたんでしょう。
で、まちこ先生が捨てられなかったものとは?
リンファ、イグニス、共に発進シークエンスに突入!
ムギナミがランにヴィラジュリオへの不安を口にするなんて!どっちかと言えば強がるものかと思ってた。
そん不安を払拭するランの一言がまた…まさか「私が打ん殴る」だなんて!もうスッカリ肉体派!?(ぉ
なんにせよ、二人の中には確実にジャージ部魂が宿っているようですね(笑
ヴィラジュリオはキッス本隊と連絡を取り作戦決行を指示。
レ・ガリテ艦隊を嵌めたグラニアはかなり優秀そうですね。キッスの副官でしょうか……
しかし…ヴィラの作戦にはなにか裏がありそうな気もしますね。
ダメトリオも自分達の行動を決断。あくまでも“ユリカノ至上主義”を貫くことにしたようです。
そんな3人を見て、呆れながらもどこか嬉しそうなヴィラジュリオ。自分の妹を敬愛してくれる人間がいることが兄として嬉しいのかもしれませんね。
……打ち上げ花火の発射台ですか?
なんか祭だけに二人ともヤル気満々なんですが。教師コネクション発動!!(えー
「私、行くって決めたから!」
心から同志といえるランとムギナミだからこそ、自分は逃げない!逃げたくない!!
失うかもしれないというのなら、自分の手で守る!守ってみせる!!
ただ指を咥えて何もできずに失くすことはしたくない!
きっとそんなキモチ……
そんまどかに反応するように、ウォクス・アウラに光が灯る……
■予告
ダメトリオが面白すぎるのですが!(笑
■アイキャッチ&エンドカード
エンドカードイラスト:みぶなつき
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ジャージ部と共におらが祭を楽しんでいたはずが、いつのまにやら心の闇と向き合うまどかに引き込まれてた。
気軽に笑っていたはずなのに気が付けば没頭させられているというのはキャラを上手いこと掘り下げていっているからなんでしょうね。
ジャージ部の活動というのは、基本的に繋がっていくことなんだと思います。
誰かを助けることで感謝され、その輪がどんどん大きく強くなっていく。
でも……
ウォクスに乗ることは、大きな喪失感と隣り合わせであるという現実から目を背けてはならない。
部活のように助けたいからといって飛び出していくにはあまりに大きな代償が付き纏う。
もしかしたら、失うだけでなく自分自身の手で強制的に奪い取ってしまうこともあるはずです。
そういった覚悟がまどかにあったでしょうか……?
大きな力にはそれに伴う責任があります。例え巻き込まれただけだとしても……自ら望んだのなら尚更に。
アステリアの指摘はそういったことなのでしょう。
ウォクスには“輪廻を開く”という謎の禁じ手的機能がある。それは周囲が想定する以上の覚悟と責任を自覚しなければならないかと思います。
あの会議のときのように、笑って誤魔化すような、友達ごっこを持ち込むような、その程度の覚悟では責任を負うどころか認識もなかったでしょう。
では今回そこにまどかは気付くことができたのか……?
「まどかには理屈が通じない」
そんなまどかだったから、ランもムギナミもそれぞれ“決意”を固めることができたのではないかと思う。
だったら次はまどかが自分の心と向き合う番。
これまで、憧れのようこ姐さんがここぞというタイミングで檄を飛ばしてきました。
でも今度は違う。ようこ姐さんは少し寂しげに黙って見守っていました。まどかは、重大な決断を自分の意思で、大きな一歩を力強く、引き返せる道をひたすら前に、覚悟と責任と自覚を気付いた上で踏み出したように思えます。
それはあくまで端っこに気付いただけ。でも気付いたことが大事であり、結果的にそんな大きな責任を一介の女子高生が背負えるはずもない。端っこに、カケラに、気付くことこそ大事なんだと思うのです。
ヴィラジュリオとデメトリオもスタンスが決まったようだ。
ヴィラもダメトリオに覚悟を問うていたように思う。そこで彼等は改めてユリカノに向ける敬愛や、地球との関わり方に一定の答えを導き出させた。
相変わらずヴィラの真意はよく分からないが、垣間見えるものは決して悪いものではないでしょう。少なくとも故国デメトリオや母星地球を裏切るようなモノではないかと思える。
そしてレ・ガリテに対しても……
自分の名を地に落とし、その手が血に塗れることでも、争いの終結を模索し続けているのではないだろうか?
……一瞬某衛宮的セイギノミカタ像が頭を過ぎってしまった(笑
それにしても。
もうランの「わん」は見れないのかねぇ……
真相発覚以来してくれないのが寂しいです(ぉ