Another - アナザー #07の視聴感想です。
血飛沫。
阿鼻叫喚。
解除。
握手。
新情報。
電話番号。
手がね…身体が覚えている。
■スタッフ
原作:綾辻行人『Another』(角川書店刊)/キャラクター原案:いとうのいぢ/監督:水島努/シリーズ構成・脚本:檜垣亮/キャラクターデザイン:石井百合子//色彩設計:井上佳津枝/美術監督:平柳悟/3D監督:山崎嘉雅/特殊効果:村上正博/撮影監督:並木智/編集:高橋歩/音響監督:岩浪美和/音楽:大谷幸/音楽制作:ランティス/アニメーション制作:P.A.WORKS/製作:「Another」製作委員会
■キャスト
見崎鳴:高森奈津美/榊原恒一:阿部敦/勅使河原:前野智昭/赤沢泉美:米澤円/風見:市来光弘/望月:山本和臣/桜木ゆかり:野中藍/怜子:榊原奈緒子/水野:吉田聖子/久保寺先生:三戸耕三/三神先生:宮牧美沙代/千曳辰治:平田広明
■OP&ED
OPテーマ:『凶夢伝染』ALI PROJECT
EDテーマ:『anamnesis』Annabel
■アバン
突如、包丁を取り出した担任!
その刃が向かう先は……!?
■Aパート
……切先は向きを変え担任の咽元に!?
場所が場所だけに直ぐに死ぬことはなく…苦しんだ末に引き裂いて……
飛び散る血飛沫を浴びる生徒達!阿鼻叫喚と化した教室!!
多くの生徒は逃げ出すも、茫然自失となる者、恐怖に怯え泣きじゃくる者、惨状に嘔吐する者……
こんな壮絶な瞬間を見せ付けられるなんて一生モノのトラウマだよ!!
そんな中で千曳が駆けつけるまで己を保ち続ける恒一と鳴の精神的強さには驚嘆。お前等いったい何者だっ!!(主人公とヒロインです(ぉ
廊下に逃走した者の中でも赤沢さんは別格かな。綾野を落ち着かせる優しさがキラリと光る。そして二人に向ける視線が鋭いぜ!
千曳が駆けつける速さへの疑問アッサリ氷解。
担任は千曳と少し話していたんですね。だからそのときの言動が気掛かりだったと。
警察のの調べによると……介護疲れと3組の厄災で神経が擦り切れて……
起こりえない形で死に引き込まれたことから現象の結果であると千曳は結論付けたようです。
結局“いない者”を二人にしても死は止められないということ。
まぁ事件の後じゃ席がまばらなのは仕方がない。
というか、逆にお前等よくそこに居るなぁおい(汗
おおっと!勅使河原が恒一と話してますぜ!
もう“いない者”の意味がなくなったのでこの対策は終了ということらしい。
合流した赤沢さん、なかなか手厳しいことを言うけれど、それもこれも彼女の優しさですよね。
そして今後への覚悟もある。まだ現象は終わっていないのだから……
桜木の事故死や高林の病死というある意味現実的なコトから打って変わった担任の異常な自殺を目の当たりにした3組の生徒達。
徐々に現実味を帯びてきたと感じていてもやはりどこか他人事だったでしょうね。でもこの一件で事態は一変したでしょう。
なかには『こんな学校には行かせられない』とオカルト的なことを信じていない家族でも独自の行動をとってもおかしくないですね。
登校拒否も転校もアリでしょう。でも……やっぱ市外への転校というのは難しいかなぁ。
それにしても鳴も冗談を言うんですね。ブラックだけど!(笑
でもなぁ。あれだなぁ。公認ふたりぽっちキャッキャウフフは出来なくなっちゃったんだなぁ(ぉ
……ですよねぇ。対策係な赤沢さんが千曳に相談してない訳ないよねぇ。小さな疑問ひとつ解決(苦笑
千曳は赤沢さんのことかなり認めているらしいですね。その強さはやはり前回の名簿にあった死亡者ゆえなのかなぁ……
三神先生も相談に来たらしく…一昨年のコトを繰り返したくはないよね。どうにかして止めたいよね!
途中で止まった15年前のこと――
犠牲者は7人だったが、その年の7月に亡くなった律子ので8人に。
その年はクラス合宿があり、二人が事故死したがその後『止まった』
夜見山神社に御参りに行った事実はあるものの、その後の“ある年”に行ってみても効果はなし。
何が関係し何があったのか、そして何故止まったのかは不明のまま……
ということで、三神先生は8月8・9日の合宿計画を発表!
でもその表情は、とても思いつめているようで……
コレって……二人は確実に死ぬってことか!?(マテ
■Bパート
みっつの死を目の当たりにし、よっつの死に関わった恒一ですが、気丈に振舞う姿の裏では苦しんでいたんですね。
問い掛ける声……集まる視線……瞳から溢れ出る血……そしてよりにもよって鳴が……
「……シシャハアナタ」
剥がれ落ちる皮膚……崩れる身体……死者であると断定するように!!
まったく、なんという悪夢を見てやがりますか!
親父さんからの電話で〜す。
例の集合写真について訊ねてみると「気味の悪い写真がある」と律子は言っていたことがあるらしく、しかももしかしたらこの家にあるかもしれない可能性が!?(ナンダッテー!
もし見つけることができれば、現象回避に大きなヒントとなるかもしれませんね。
んで、親父さんは律子さんのこと、そして恒一のことをとても大切に想っていると(笑
“イモヤ”と訊いて和菓子屋だと思った人は挙手せよ!(ー_ー)ノハイッ
ってか、やっぱ既に恒一と鳴はクラス公認当然のカップルなんじゃないかと判断していいかい?(笑
イモヤって普通に喫茶店だった!(笑
赤沢さんの私服姿が可愛いですね!鳴とはまた違った魅力があります。
恒一へのフォローや笑顔やお茶目や握手や席移動だったりと、もしかして赤沢さんの女子度ってハンパない?
ってか、併せて智香さん察した態度を鑑みると……いやいやまさかまさか(笑
でもなぁ…恒一に向ける何気ない表情だったり、深く残っている握手の感覚だったりがなぁ……
改竄された記憶に恒一と赤沢さんのただならぬ関係が封印されてたり?それこそ1年半前に!!(えー
望月は思い切ったですね。覚悟を決めて姉・智香さんに協力を求めるとは……
水野さんみたくならなければいいのだけど…あそこまであぐれっしぶじゃなさそうだしだいじょぶか???(汗
望月の決断からまさかの新情報が!店の常連が15年前の3組の生徒だった!?
「あの年の呪いは俺が……俺は悪くないんだ!……みんなを助けたんだ…助けたんだよ俺が!
だから……伝えなきゃと思って……残したんだ……アレを……」
そう苦しげに語った松永は、その日を境に記憶の改竄が起きたのか何も覚えていないよう。
でもこれは気になりますね。彼はいったい何を残し、何故そんなにも怯えているのか……
彼を訪ねるためにも同級生であった玲子となるわけですが。
気になるのは玲子も松永と同様に非常に怯えているということ。となると九官鳥が気になるわけで。
ど〜も、きな臭い、ワケアリな、一線を越えるようなコト……だったりして?(え
はい。赤沢さんに負けず劣らず鳴ならではの私服姿を披露ですよ♪
と、見惚れていたいところですが重い話が……
あの鳴そっくりな人形は12年前死産で生まれた妹を想って作られたようです。
故にカタチは鳴がモデルでありながらその秘めたる魂は、鳴であって鳴でなく鳴の要素は半分にも満たないのでしょう。
そして鳴は一週間ほど家族で別荘へと行くらしく。
ってか、お父さんいたんですか!?てっきり母子家庭だとばかり思い込んでいました(テヘ
クラス合宿にも参加予定、例の集合写真も見付けて見せる約束。
そして極め着けにキライな筈のケータイの番号まで教えてくれちゃったり。かなり心を許しているというか信用しきっていると思っていいんじゃないかなぁ。
ケータイは霧果に持たされているんですね。彼女も娘を亡くしたことで、残された鳴のことが心配で不安で仕方ないのかもしれませんね。
ヒラリと駆け出した鳴のフトモモ絶対領域にドッキドキ♪
ミステリアスに恒一を誘って…新しい人形を収める箱の中で……
静謐に収まるはヒトなるやヒトガタなるや!吸い寄せられるように近付けば……
触れる間際に開かれる瞼から覗く、真っ直ぐに射抜く瞳は美しく……
「安心して。榊原くんは死者じゃないから」
紡がれた言葉は疑うべくもない真実の響きをはらんでおります。
ただ安心させる為の言葉でなく、確信を持った上でのコトのように聞こえました。
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担任の凶行により3組は一変しましたね。
大きく分ければ、変わらず登校する者と登校拒否する者に分かれました。
まぁ休んだからって3組在籍は変わらないので危険な状況のままなんですけどね(ぉ
となると転校なんですが……
オカルトを理由にというのがまずアレですし、市外を条件にとなるとやはり難しいかもしれませんね。
公立中学なら学区があるから近隣自治体へというのもダメな気がします。
となると引越しを含めての転校というのも家族の負担が大きいですよね。
じゃぁ一人暮らし?未成年・義務教育では簡単に認められるはずもない。
私立で寮・寄宿舎というのも転入試験の壁がある。でもまぁ探せば何とかなるかな……?
まぁなんにしても家族の理解が必要ですよね。
コレまで多くの死者が出ているはずなのに、大きな問題となっていないわけだから、登校拒否はあっても転校という選択肢は難しいのかもしれません。そういう部分にももしかしたら記憶改竄が影響しているのかもなぁ……なんて(え
今回のことで“いない者”扱いが解けたわけですね。
そこで、恒一、鳴、赤沢さん、勅使河原が話したりしていたわけですが、個人的にこの4人が最強のチームだと思っております(ぇ
恒一と鳴の胆力と行動力、赤沢さんの責任感と統率力、勅使河原の人懐っこさと明るさ、そして共通しているのがとても優しいこと。
一方、微妙に足を引っ張りそうなのが、風見、杉浦、中尾あたりか?(ぇ
特に風見が不気味で。桜木のコトがあったのにこれまで何の反応もないのがとても異質で怖い。
杉浦は、対策係に近い立ち居地のようだけど、赤沢さんの視線に感じる意志の強さとは違い蔑みのようなものを感じる。
中尾も杉浦と似たような立ち居地で、杉浦が頭脳派なら体力担当だろうか……(ぉ
赤沢さんが感じていた危惧はコイツラから始まりそうで……(え
鳴が恒一を死者でないと断じた理由を想像してみた。
なんとなく義眼を見せていること(義眼で見ていること)が関係していそうです。恐らくクラスメイトで、鳴の義眼を知っているのは恒一だけでしょう。
しかもその義眼は人形師である母親の特別製。人型を創りし母の御業の賜物なのだから。魂が……チカラが宿っていてもいいじゃない!不器用な愛情の奇跡と思ってもいいじゃない!
死産だったという妹のこともあるから余計にそう思ってみたいのですよ。
あ……12年前というと死産の翌年に目の腫瘍で手術ということになるのかな?
ならば、霧果の娘への想いは如何程だったろうと改めて思う……
ところで。
15年前の“止まった年”の合宿ですが時期的にお盆前なんですよね。
8月15日前後が月遅れ・旧盆で、7月15日前後が新盆でしたっけ?
いわゆる旧暦での本来のお盆は、現在では8月上旬から9月上旬のいつかなりますね。この年だといつになるんでしょうか???
ふと思ったのだけど、8月9日に亡くなったいう二人ですが……千曳曰く死者の正体は分からなかったとのこと。
それって……亡くなった片方が死者だったらどうなるのでしょう?使者が二度死んだらいったいどういう扱いになるのでしょうか??
死者は生者と同じく生者として生き、自分を死者だなんて思っていない。そんな死者が死んでしまったのなら……
もしかすると死者の死というのは鬼籍からの抹消。即ち存在の完全消滅なのではないかと。
本来卒業と同時に戻る籍なのに、戻るモノが2度死んでいないのだから戻れない。誰の記憶にも何処の記録にも戻れないままに消えていく……
そのクラスには元からいないはずの死者が死んだのだから、籍は元に戻り、席が足りなくなることはなくなった……トカ?(え