Another - アナザー #04の視聴感想です。
緘口令。
半信半疑。
現実。
秘密。
エレベーター。
3組の総意としてのお願い。
■スタッフ
原作:綾辻行人『Another』(角川書店刊)/キャラクター原案:いとうのいぢ/監督:水島努/シリーズ構成・脚本:檜垣亮/キャラクターデザイン:石井百合子//色彩設計:井上佳津枝/美術監督:平柳悟/3D監督:山崎嘉雅/特殊効果:村上正博/撮影監督:並木智/編集:高橋歩/音響監督:岩浪美和/音楽:大谷幸/音楽制作:ランティス/アニメーション制作:P.A.WORKS/製作:「Another」製作委員会
■キャスト
見崎鳴:高森奈津美/榊原恒一:阿部敦/勅使河原:前野智昭/赤沢泉美:米澤円/風見:市来光弘/望月:山本和臣/桜木ゆかり:野中藍/怜子:榊原奈緒子/水野:吉田聖子/久保寺先生:三戸耕三/三神先生:宮牧美沙代/千曳辰治:平田広明
■OP&ED
OPテーマ:『凶夢伝染』ALI PROJECT
EDテーマ:『anamnesis』Annabel
■アバン
それが偶然の死であったとしても残った者たちにとっては必然となる。
3組の生徒の死と緘口令という対応は、噂に信憑性を持たせ先に起きた母の事故死さえも補強する役を担ってしまう。
3年3組の呪いは“ある年”と“ない年”がある。
始まってしまったら、毎月一人以上の生徒や家族・関係者が死んでいく。
だから……
夜見北では常識といえるほどに殆どの生徒が知っている噂。
まぁ信じる信じないは兎も角として『触らぬ神にたたりなし』と、敢えて近付こうとはしないよねぇ(汗
■Aパート
勅使河原は秘密を話したくなくて恒一から逃げてるっぽい(ヘタレ
水野さんが出るとほっとしますね。明るいし可愛いし程よく好奇心旺盛だし♪
夜勤明けで残業はまだしも「イロイロと引っ張られてる」ってどういうことなんだろう?
まぁ好奇心もあって彼女なりに気になることもあるっぽいですけどね。
やっぱ水野さんにとって恒一は、ただの同好の士以上のキモチがあるように見えますよね(笑
とりあえず、水野さんは弟から情報収集をしたようですが、特に芳しいものはなく鳴の名も聞いた事がないようです。
でも恒一からオンナノコの名が出たことで、からかっております。これは嫉妬か?嫉妬なのか?!(えー
閑話休題、真面目な話として鳴のことと26年前のことを水野さんに話してみるが……
水野さんは夜見北の卒業生ではなかったんですね。故に噂のことは初耳のよう。
なるほど、ホラー好きの水野さんが知らないのですから、あくまで夜見北だけの局所的な無闇に話せない噂であるようです。
ホラーめいてきたからってダミアンなの!?オーメンなの?!悪魔の数字666に気を付けて!!(マテ
綾野は3組の噂が怖くてサボったんでしょうね。空元気でも元気で楽しんでもいいと思うよ。
こう大きなガラスの前で喋っているとハチクロを思い出して仕方ないのですが……って、やっぱり突風で倒れて割れたぁ!!(激汗
しかし、咄嗟に綾野を突き飛ばして覆い被さった恒一がカッコいいぞ!これは惚れるレベルやろぉ(ぇ
と思ったら、死への恐怖に半狂乱でそれど頃ではなかったです……
桜木のことがあったんだから3年3組の呪いに怯えきっていても仕方ないですよね。
ところで、綾野の話から赤沢は演劇部とのこと。遣り過ぎるきらいもあるようで、彼女の言動は演技ということもあるのですね。
■Bパート
再びギャラリーを訪れた恒一。擦れ違った女性が人形師の霧果さんでしょうか?
受付のおばあさんの対応がまったく同じって!覚えていないの?敢えてワザとなの?まさかのオートマタなの?(ソレハナイ
地下に降りると…あの人形の前に……
一瞬鳴と人形が入れ替わっていたかと思ったよ!脇から本人が出てきただけだったよ!!(汗
でも……鳴の夏服が可愛すぎたからおーるおっけーです!これでどんなホラーも乗り越えられるっ♪
あぁ夏服に変わったってことは、やっぱ幽霊的存在ではないんだと確信…できないか……(ぉ
それはそれとして。
鳴の言っていることはイチイチ納得ですね。
半信半疑だった噂が、桜木の死で現実味を帯び、あらゆる事象をソコに絡めて納得しようとする。
そうなってしまえば、論理的思考は放棄され、荒唐無稽なことでさえも真実として処理されるでしょう。
だからこそ。
恒一は呪縛に囚われないままに『知らない方がいい』のかもしれない。知ってしまったとき危険は増すのか減るのか……
どうにも鳴は、恒一が知ったとき、関係の変化が過ぎって恐れたように思えますね。
恒一が登校することで、姿を見せないようにしようとする鳴は、恒一のクラスでの立場を守ろうとしているのではないでしょうか?
しかし…突如落ちた人形が……不安をとっても煽るわっ!!(汗
玲子さんはとってもお疲れのようですけど、普段はいったい何をしているんでしょうね?
というか……疲れているというよりも情緒不安定のような感じもします。
3年3組の呪いについても今も続いているような噂を忘れるなんてことがあるのでしょうか……
心構えその3についても執拗に注意を促して……
九官鳥が話す「どうして(玲ちゃん)」という言葉への過剰反応……
やはり自らが体験したことだからこそのように思えます。そして、九官鳥の言葉は恒一の母の言葉なんじゃないかなぁと思わなくもない(ぇ
桜木が遠い方の階段を利用した理由に恒一が関係していること。
綾野の言い澱みようからしても鳴のことを口にしないようにしている感じがしますね。
赤沢と話し込んでいる杉浦と中尾も対策係なんでしょうかね。サポートメンバー的な面子なのかも。
希望的見解はせずに対策係として事態を収拾したくとも、呪いと現状の板挟みで自縄自縛状態のようです。
何故恒一が3組に転入となったか不思議でしたが、今の校長は事情を知らないよう。事情説明をするはずだった先生は及び腰で生徒任せとしたようです(ぇ
赤沢は恒一の転校初日に休んだことを後悔しつつ、2年前の状況との同位性と伴う新対策の必要性を感じ始めたようですね。
登校してきた恒一を微妙に避けるようなクラスメイト達の態度は……不愉快すぎるわ!(汗
このクラスの雰囲気では幾ら温厚な恒一といえど怒るのも当然かと。
ということで、逃げ回っている勅使河原をとっ捕まえて噂の真相を話させることに。
勅使河原ぁ!赤沢のトコに逃げ込んだんデスカ!?(えー
対策係の赤沢は3年3組の総意として、事情説明を反故にしおった!あくまで恒一には知らせずを貫くようです(汗
恒一だって納得できるはずもなく、勅使河原がした忠告の意味を追求……って!赤沢さんがお怒りです。勅使河原は余計なことを言っていたみたい(苦笑
そこに水野さんから電話が……
どうやら弟を追及したところ、事故や26年前の事は話そうともしないのに、鳴のことに関しては過剰な反応をして否定したらしい。
エレベーターに移動したところ電波が乱れ…エレベーターのワイヤーも切れて……あらゆる安全装置が働かないままに落下!
とても古そうなエレベーターではありましたが、まさかこんなことになろうとは……
落下の勢いに顔面を強打し、追い討ちをかけるように瓦礫に押し潰されるように……
なんてことだ…恒一にとって唯一の能動的協力者だったというのに!それよりも一服の清涼剤的人物が退場だなんて!!(汗
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感想を書くにあたり、クラスメイトの名前と顔が一致しないので、公式の座席表を見てみたら……
ちょっ!桜木の扱いが酷すぎる!!(汗
トーンを落とすとか遺影っぽくするとか他に方法が幾らでもあるでしょうに!
まるで…メンドクサイ作業をするような……悪意を感じるような……抹消の仕方ですね(怒
それにしても『ある年』と『ない年』の差ってなんなんでしょうか?
思いつきに過ぎませんが『ある年』って、最初の一人は本当に事故死なのではないかと。
そして、二人目以降は呪いの呪縛に囚われ、そう思い込んでしまっているだけなんじゃないでしょうか……(ぇ
呪いの藁人形の効果説明で、目撃者と噂と思い込みで呪いの効果に結びつける話を聞いたことがあるので。
それにしても実際、ある年にはクラスメイトはどれほど亡くなっているのでしょうね?
その死の範囲は家族・関係者にまで広げているみたいですが、それも気になるところです。
別の可能性として、最初の一人はやはり事故で、それを利用して呪い的事件を始める人物がいるんじゃないかと思ったりもしましたが……そんなコトありえないよねぇ(笑
それにしても水野さんの死は偶然なのでしょうかね?
彼女の口振りからすると病院では残業以外にも何かしらの用事があったようですし。
恒一に積極的に協力していたことからも、好奇心が誰かの何かを突いてしまった可能性もありますしね。
やはりどうしても3組の呪いで片付けるのは抵抗があります。
26年前のことが発端だとしても、呪いという呪縛は別の何かを隠すカモフラージュなのではないかなぁと。
単純だったことが対策を重ね掛けすることで複雑なモノになったのではないか?
噂に踊らされ事故死を呪い化させてしまっているののではないか?
そんな風に思える部分が多々あったりするのです。
ということで。
水野さんが亡くなったのは、この作品において大きな損失だと声を大にして言いたい!!
性格的にも!外見的にも!助手的にも!第三者的にも!唯一の頼れる大人だったのに!!(残念