Another - アナザー #01の視聴感想です。
入院。
お見舞い。
集団。
一緒。
見崎鳴。
貴方の名前は死を連想させるから――
■スタッフ
原作:綾辻行人『Another』(角川書店刊)/キャラクター原案:いとうのいぢ/監督:水島努/シリーズ構成・脚本:檜垣亮/キャラクターデザイン:石井百合子//色彩設計:井上佳津枝/美術監督:平柳悟/3D監督:山崎嘉雅/特殊効果:村上正博/撮影監督:並木智/編集:高橋歩/音響監督:岩浪美和/音楽:大谷幸/音楽制作:ランティス/アニメーション制作:P.A.WORKS/製作:「Another」製作委員会
■キャスト
見崎鳴:高森奈津美/榊原恒一:阿部敦/勅使河原:前野智昭/赤沢泉美:米澤円/風見:市来光弘/望月:山本和臣/桜木ゆかり:野中藍/怜子:榊原奈緒子/水野:吉田聖子/久保寺先生:三戸耕三/三神先生:宮牧美沙代/千曳辰治:平田広明
■OP&ED
OPテーマ:『凶夢伝染』ALI PROJECT
EDテーマ:『anamnesis』Annabel
■アバン
ミサキ――
26年前に事故で亡くなった3年3組に在籍した容姿端麗・頭脳明晰・八面玲瓏な人物。
死を認めたくないとある級友が「ミサキはそこにいる」と机を指差し言い出した。
みんなは同調し卒業までその“フリ”を続ける。校長までもが卒業式に席を用意するほどに。
この一見いい話と思えるこれには続きがあって……
ホントにこの話は“いい話”としていいのだろうか……?
物凄くモヤモヤする都市伝説ですね。人気があったから死を認めたくなかった?ホントに??ホントはどうなのさ???
■OP
うわぁ……あらゆる画が怪し過ぎる!雰囲気があり過ぎる!!
落ちるシャンデリアなんて眼球の集合体に見えたがなっ!!!(汗
しかもALI PROJECTって!煽りすぎるほどに煽るぜ!まったく仕込みは上々だよっ!!
ひとつ気になること。
タイトルロゴのAの違いに意味はあるのだろうか?
『凶夢伝染』ALI PROJECT
■Aパート
1998年4月25日(土)午後5:44――
夜見山市の夜見北中学への転校早々に入院する破目となった榊原恒一。
祖母は話好き?母親は亡くなり父親はインドに出張中らしい。メガネっ娘は叔母の玲子で説明役のようですね。
恒一は読書少年のようです。しかも愛読書はスティーブンキング系ホラーのよう。
この看護師さんの明るさは一服の清涼剤になるなぁ(笑
1998年4月26日(日)午前11:52――
クラス委員長である風見智彦と桜木ゆかり、対策係の赤沢泉美が代表としてお見舞いに。風車が校章というのも意味有り気ですね。
赤沢が恒一を質問攻めにしております。特にこの町との関わりを……何故そんなにも気にするのか?つか“対策係”ってなんぞ?(汗
それに『サカキバラコウイチ』という名前にも興味を抱いているようですね。更に握手も何かを確認しているような……
この間、風見は赤沢のフォローに徹し、桜木は存在が空気を緩和させるって感じででしょうか(ぇ
夜、恒一が父親と連絡をとろうとエレベーターに乗り込むと……背後に眼帯少女が!(苦笑
夜見北の制服を着て、ボロボロのぬいぐるみを手にして、地下二階に用事があるという怪しさ。
彼女の言動を常識的に捉えるなら『亡くなった双子の元に人形を届ける』ということですよね。
実際、闇の中を霊安室に向ったようですし……あっ名前はミサキメイというらしいです。
……まさかボイラー室に用事じゃあるまいな!(えー
っていうか……BGMが怖すぎるよ!その音の歪みがすっごくイヤだっ!!(激汗
■Bパート
1998年5月6日(水)午前5:28――
退院した恒一にインドの父親から激励の電話。どうやら気胸は血筋のようです(苦笑
それにしてもこの雑音は単に電波が弱い所為なんでしょうか……(ぇ
玲子さん曰く心構えの三!
クラスの決め事は必ず守ること。個人よりも集団に重きを置くべし!
なんとも気になる助言です。上手く回っているときはいいですが……赤信号みんなで理論か?死なば諸共なの??(マテ
つか、一・二・四も気になるんですけど!
どうやら祖父は軽い認知症のようですね。恒一の母親の死に何かあったのでしょうか……
ここで気になりだしたのが、祖父母共に顔を映さないんですよね。そこにも何かしらの意味があるのでしょうか???
恒一が転入した3年3組は……
担任はとにかく集団の輪を執拗に重要視している感じですね。
恒一を紹介している間の生徒達も一糸乱れぬ静寂っぷり……逆に怖いわっ!
よくよく見ればクラスメイトの中にはあのメイの姿があって。でもその机は……ココで音が歪めるか!!(汗
HRが終ればそれなりに質問攻めとなってますが……
東京への憧れという当たり障りのないことと、家族構成等の身辺の確認という気になるモノ。
同時に映像はクラスの様子を映し出しているけど…監視するような視線の生徒もいたりして……(ぇ
恒一が赤沢の話題を出したと単に風見が目配せして話題を強制変更トカ……どこか普通じゃないですよね(汗
ところで、クラスメイトに某いろはななこちがいたような気がしたのは気のせいですか?そうですか……(ぉ
恒一はまだ体育は見学のようですね。
同様に見学している高林くんは心臓の病を抱え“走ったことがない”ようです。
なんと言っていいか分からないだろうけど、安易な励ましは傷つけるよ……
胸に違和感を感じて保健室に向かった高林と入れ替わりに桜木登場。もしかして高林のこと気にしてますかね(ぇ
というか、何故に足首に包帯を捲いてますか。ホントに転んだだけなんでしょうか……
桜木によると3組だけ他クラスとの合同授業はないトカ、さらに恒一に学校を案内した風見や勅使河原から何か聞いたかトカ、ちゃんとしないと赤沢に叱られるトカ……あまりに意味ありげです。いったい3組には何があるというのでしょうか?(汗
何気なく恒一が三崎鳴の話題を出したときの驚愕の表情はいったいどういうことなのか……?
ふと恒一が見上げると屋上にメイの姿が!
屋上に行ってみると……いました。別に隠れもせずに。まさか恒一にだけ見えているなんてことはないよね?(汗
メイはどうやら絵を描いていたらしいですが、見せずに隠しちゃいましたね。どんな絵を描いていたのか気になります。
改めて自己紹介をするメイですが『悲鳴の鳴』って……(汗
病院で会ったことを確認してもとても曖昧で。もしかして二重人格だったりするのか、それとも別の要因なのか……
「あの日はね。悲しいことがあったから……」
二人が出逢った日に何か重要なことがあったのは確かなようですね。
「サカキバラコウイチ――間違いない?
クラスのみんなから何も言われない?
貴方の名前は死を連想させるから。しかも只の死じゃない。学校が舞台の残酷で理不尽な死」
更に3年3組はどのクラスより死に近い所にあるトカ……いったいなんなんじゃ!(汗
このクラスに秘密があるのはもちろんのこと、学校や町自体にも大きな秘密があるようですね。
そのことをおそらくは一番の当事者であろう『サカキバラコウイチ』に恐怖から誰も言えないでいる。
そして、その秘密のもう片方の端には鳴が大きく関係しているようです。
雨が降り出した放課後。
迎えに来てくれた祖母が運転する車から見かけた鳴は傘も差さずに空を見上げていて……
でも祖母はそんな鳴のことを気にも掛けていない。まるで見えていないように……
鳴は……実在しているんですよね?!(汗
■ED
作中が重苦しいだけに、優しげな歌い方がほっとします。
ココに出てくる人たちがキーパーソンなのでしょうね。今後増えたりするのかしら???
最後に消える赤いワンピースの娘は鳴でしょうか……
内と外、正面と背後、集団と個、閉じられた秩序と開かれた自由、存在と消失……悉く正反対のイメージですね。
『anamnesis』Annabel
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事前情報としては、公式サイトをサラッと流した程度。あと、とある附録目当てで購入したヤングエースに掲載されていたのを1・2回読んだことがあったかな???
とりあえず、いとうのいぢのキャラデザにホラーって意外と似合うなぁというのが第一印象でした。綾辻行人が原作というのを知ったのは後になってからでしたね。
兎に角、恐怖を煽られる演出にぞっくぞく!掴みとしては最高の部類じゃないかと。
ホラー系を扱ったアニメは近年いくつかありましたが――怪-Ayakashi-トカ、屍鬼トカ、ひぐらしのなく頃にトカ、おおかみかくしトカ、ゴーストハントトカ……何を持ってホラーとするかというのもありますが――そういった中でも希な“恐怖”を感じさせてくれる作品となっているのではないかと思います。
それは、キャラデザ、ストーリー展開や演出、音響……さまざまな要因が絡み合い相乗して『Another』という世界を構築してくれたからに他ならないかと。
逆に言えば、初回からして見事に創り上げられた世界観を壊さずに語り尽くせるのかという心配もあるわけですが(ぉ
まぁいち視聴者としては単純に欲が鎌首を擡げて、更に越えるホラー世界の構築を期待したのですけどね(笑
アバンで26年前と言われた都市伝説ですが……
作中時間から26年前なのでしょうか?それとも作中時間が26年前なのでしょうか??そもそもホントに26年前なのでしょうか???
なんたって“都市伝説”としか言えない“噂”に過ぎないのですから……
っと、作中時間を注意深く見てみれば1998年のことなんですね。ここらへんの情報を出すということは日付も重要な要素と考えていいのでしょうね。
もし、現在から26年前だとすれば1986年のことになります。このとき中学3年なら98年には27歳ですか……
当てはまりそうなのは玲子さんや三神先生辺りが重要な関係者でしょうかねぇ。玲子さんは14年前に中学に通っていたらしいので卒業しちゃってますね。
ホラーという先入観を持っちゃいけないのだろうけど……
玲子さんが場所説明で強調された川。境界として結界の役割を果たしますよね。川向こうの学校は魔の領域か?(ぇ
そして校章の風車。うろ覚えだけど風車は魔を噴き流す魔除けの役割があったような気がします。
他にも気になることはあるのだけど……かなりヤヴァイのではなかろうかこの学校(汗
まぁとりあえず。
テキトーなこと書き殴りましたけど、まだ何もコレといった事件は起きていないのよね。
只兎に角彼方此方が怪しさ満点だというだけで。いったいこれから何が起きるのか…惨劇なのか、超常なのか、惨殺なのか……
ひとつだけ確信して言えることは何が起きても“恐怖”でしかないということでしょう。
是非とも極上のホラーを期待します。してます。させてください!!
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